【マニアックレポート】大麻遺跡を追え!江別市大麻地区の歴史探索
2017/07/22
江別市大麻地区は、昭和30年代札幌市及び周辺地域の住宅不足と無計画な都市のスプロールに対処するために開発されました。
そのため比較的新しい地区のように感じますが、実は多くの遺跡(縄文時代のものなど)が残されています。
北海道指定有形文化財に指定されている土偶なども発掘されているのです。
縄文時代から続く大麻のマニアック歴史探索のはじまり、はじまり~。
もくじ
大麻遺跡
もともと江別は「江別式土器」なるものがあるほど、遺跡等が多く存在しています。
中には国指定の重要文化財になっている遺跡もありますが、本日は大麻地区のお話なので、横においておきます。
その中で、大麻地区にはなんと約30か所の遺跡があるのです。知っていましたか??
実はよくよくみると公園内や、道路の端に遺跡の標柱があります。
大麻5遺跡
こちらは大麻中町にある「大麻5遺跡」の標柱です。
ここは縄文時代の集落跡だったそうです。
鬱蒼と茂る木々がそれっぽい雰囲気を漂わせていますね~。
大麻3遺跡・日本最北端の土偶出土遺跡
こちらは大麻元町にある大麻3遺跡の標柱です。
柱には「日本最北端の土偶出土遺跡」と書かれています。日本最北!すごい!
大麻3遺跡は、街の開発のためにもとあったところから、少し移動されたそうです。
あさこも、歴史はまったく詳しくないですが、自分たちの生活圏に遺跡があるってすごいですよね。
こうした、遺跡めぐりをすると、普段住んでいる地区でも違った楽しみ方がありますね。
大麻3遺跡出土の土偶
大麻地区の中でも有名なのが「大麻3遺跡」より出土された土偶(北海道指定有形文化財)です。
この土偶は、ほぼ完全な形の2体が重なって発見されるという極めて稀な例ということで、とても貴重な資料とされているようです。
土偶の発見年月日は1985年(昭和60年)5月24日。
縄文時代晩期後葉(約2000~2300年前)のものだそうです。
紀元前の時代のものがこの大麻地区に眠っていたのかと思うと驚きです。
なんかジブリの世界に出てきそうでちょっとかわいいですよね・・・。
この土偶はレプリカですが、江別の郷土資料館でみられるので興味のある方行ってみてください(^^)
郷土資料館は、土器づくりなども体験できるのでお子さんの自由研究などにもおすすめですよ!
市役所のHPに詳しい遺跡の表があるので、参考に是非遺跡巡りをしてみてください(^^)
江別市郷土資料館・詳細情報
開館日
火曜日~日曜日
9時30分~17時
(入館は16時30分ころまで)
料金
高校生以上200円
小・中学生100円
分館(屯田資料館)との共通券
高校生以上240円
小・中学生120円
※20名以上の場合団体割引有
駐車場
あり
江別市郷土資料館の場所アクセス地図
住所:北海道江別市緑町西1丁目38